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教育の現場で子どもたちに算額を創作させる際の参考にしてください。
追記: 掲載算額①~④及び⑥については、版権を有する「NPO法人和算を普及する会(佐藤健一理事長)」の許可をいただいている。⑤及び⑦、⑧については、それぞれの作者の所属学校指導者に掲載許可をいただいている。
日本の子どもたちに和文化としての数学遺産を届けようと活動
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〔底子5の六角垜のモデル〕
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ご 挨 拶
特定非営利活動法人和算問題教材化研究会
理事長 平野 年光
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令和2年度の本会第7回研究会総会の中止に続いて、令和3年度の第8回研究会総会も中止に追い込まれました。そして今、世間はリモートによる研究会がたけなわです。本会にはリモート開催の余裕が力量的にも財政的にもなく、会員及び賛助各位との交流も途絶え勝ちになりました。この苦境を乗り切るべく、ホームページ「和算の広場」を立ち上げ、辛うじて各位との交流を維持している状況であります。
令和4年5月8日、コロナ禍の出口戦略を指向すべく、第3回実践交流会を対面で実施いたしました。そのことを踏まえて、同年12月4日には、第9回本会研究会総会を、大阪教育大学で催することを決断いたしました。徐々にではありますが、コロナ禍出口に向かって、歩み始めたいと思っております。出口への壁がまだまだ厚い中、会誌『和文化数学』第6号への原稿投稿だけは順調で、この6月、皆様方のお手元に届けることができました。この上なくうれしく思っております。3月以降の投稿者との原稿推敲往還も順調に進みました。
第6号刊行にあたりまして、お知らせしておきたいことが3点あります。
その第1点は、滋賀県和算研究会の発足です。湖国志賀の地には、三井寺、石山寺をはじめとする神社仏閣に、和算関連資料が数多く眠っています。これら文化遺産を掘り起こし、教材化して先ずは滋賀県内の教育現場に届けるべく、県レベルの会が本年1月に発足しました。発足にあたり、微力ながらお手伝いができましたことを、うれしく思っております。
その第2点は、大阪・大和川以南に発掘した算額(平成28年発掘)、その復元奉納へのメドが立ち始めたことです、堺市文化事業の支援も求め、令和4年8月27日、会内に「堺焼失算額復元事業委員会」を立ち上げることができました。皆様方には、自己の数学力アップの積極的な機会として、事業推進組織への参加を呼び掛けます。
その3点は、京都の中井保行氏が「数学文化 029」で提唱された1627+400=2027への取り組みです。1627年は『塵劫記』初版本が刊行された年、その刊行400年記念となる2027年に向けて、大きなうねりを起こそうというのが中井氏の提唱です。本会といたしましても、先に挙げた「堺焼失算額復元事業」を、氏の呼びかけに応える一環として明確に位置づけることといたしました。2027年といえば、『和文化数学』第10号記念号の刊行年でもあります。
敬 具
令和3年8月24日
理事長 平野 年光 ■ 略 歴
| 和17年 | 堺市に生まれる。 最終学歴 大阪教育大学大学院実践学校教育専攻 修了。 16年間の小学校教員勤務を経て、堺市教育委員会指導主事 学校指導課長 同市浜寺小学校校長 退職後、大阪府立子どもライフサポートセンターにて、「引きこもり・不登校生徒」の自立支援を、数学教育をとおして担当。 |
| 平成19年 平成23年 平成27年 平成29年 |
京都女子大学短期大学部教授 京都女子大学発達教育学部教授 NPO法人和算問題教材化研究会 設立 京都女子大学退職。その後 和算問題教材化研究会理事長として現在に至る。 |
■主な論文等
⓵『算数・数学教育の言語教育的アプローチ――三平方の定理の学習をとおして――』
大阪教育大学大学院修士論文 平成19年3月
②『論理的思考力・表現力を育成できる教員の養成ー改訂学習指導要領算数科総括目標具現化のためにー』
京都女子大学「発達教育学部紀要」第7号 平成23年2月
③『数学教育現代化運動の再評価―-本邦への浸透とその教育的価値について—–』
京都女子大学「発達教育学部紀要」第8号 平成24年2月
④『和算――和算問題の教材化・安井金比羅宮奉納算額算題四季詠からーー』
東洋館出版社 平成26年3月
⑤『和算――和算問題の教材化2・鳥辺山山中「妙見堂」奉納算額からーー』
東洋館出版社 平成29年3月
⑥『算数から数学へー算額における連立一次方程式の問題ー』
数学教育研究第45号大阪教育大学数学教室 平成28年共著









